ツーリングといえば、絶景・グルメ・道の駅、ダムカード、神社仏閣城巡り…目的地・テーマはさまざま。
「ちょっとマンネリしてきたなぁ」
「次はどこ行こうかなぁ~」
バイク・ツーリングが好きでも長く乗っていると、行き先に悩むことありますよね。
そんなアナタに!モータースポーツの1つである「全日本トライアル選手権」の観戦をオススメします!
どきどきワクワクの連続で、もっとバイクが好きになること間違いなしですよ。
スピードではなく技術で勝負のトライアルの世界
モータースポーツの魅力として、あっという間に目の前を過ぎていくスピード、超高速でのコーナリング、他のライダーとの駆け引きや接触しそうなスリルなどが挙げらますね。
一方、トライアルでは複数のセクションを、バイクに乗ったまま足を着かずに走ることができるかといった「テクニック」を競います。
※もちろん一定以上のスピードを出すためにも技術が必要不可欠なのは承知です。
トップライダーが終結!MFJ全日本トライアル選手権とは
日本各地の山々で年数回にわたりひっそりと開催されている「〇〇トライアル選手権(地方選手権)」。
(〇〇…北海道、東北、関東、中部、中国、四国、九州が入ります)
全日本トライアル選手権は、各地方選手権で上位成績をおさめ、NBクラスからNAクラスへ。さらにNAクラスからIBクラスへと昇級した、トライアルライダーの中でも一握りの選手のみが参加を許された大会です。
開催クラス
・IASクラス(全日本選手権IAクラスで年間3位以上のライダーが昇格申請可)
日本トライアル界のトップ20名
・IAクラス(全日本選手権 IBクラスで年間5位以上のライダー、または地方選手権IBクラスでの優勝者が昇格できる)
・IBクラス
・レディースクラス(地方選手権に参加している女性ライダー)
ライダーたるもの、日本一を競うのバイクテクニック、見てみたくないですか?
2023年の全日本トライアル選手権は全8戦、以下の日程で各地で開催されます。
2024年MFJ全日本トライアル選手権 日程
大会名 | 日程 | 会場 | |
1 | 愛知・岡崎大会 | 3月31日(日) | キョウセイドライバーランド |
2 | 大分・玖珠大会 | 4月14日(日) | 玖珠トライアルヒルズ |
3 | もてぎ大会 | 6月4日(日) | モビリティリゾートもてぎ |
4 | 北海道・和寒大会 | 7月14日(日) | わっさむサーキット |
5 | 広島・三次灰塚大会 | 9月1日(日) | 灰塚ダムトライアルパーク |
6 | 和歌山・湯浅大会 | 10月13日(日) | 湯浅トライアルパーク |
7 | 宮城・SUGO大会 | 10月22日(日) | スポーツランドSUGO |
8 | City Trial Japan大会 | 調整中 |
お近くの会場はありましたか?
興味はあるけどツーリングにはちょっと遠いという方は、各都道府県で開催されている地方選手権の日程もチェックしてみてください。
MFJトライアル地方選手権の情報はこちら
全国のトライアルパーク情報は
How to enjoy?全日本トライアル選手権
では、いざ全日本トライアル選手権観戦へ行く前に。
あったら良いもの、楽しみ方等まとめます。
トライアル観戦、持ち物チェック表
☆チケット
【前売り券(公式プログラム付き ※当日渡し)】
2,000円
※中学生以下は無料
Pコード:
Lコード:
【当日券(公式プログラム付き)】
3,000円(高校生以上)
・歩きやすい靴
トライアルは会場のあちこちにセクション(コース)が設置されています。歩き慣れた靴があるといいでしょう。
・折り畳みの椅子、折り畳みのクッション等
会場内にベンチなどは殆どありませんので、あると便利です。
・双眼鏡
至近距離で見れるのがトライアルの魅力!ですが、双眼鏡があると少し離れたセクションも見ることができます。
その他、会場にはフードトラックや屋台などはありますが気候や体調に応じて、暑さ対策に塩分補給タブレットや水分、寒さ対策には薄手のダウン等もあると良いでしょう。
また、トライアルは雨天決行です。天候に応じてカッパや長靴等を用意しましょう。
トライアル観戦を楽しむための7つのポイント
トライアルの会場は複数のセクションをライダーが周回しています。観客もセクション間を歩いて移動しながら観戦することになります。
あちこちのセクションでライダーがトライしているので、どこから見ればいいのか戸惑うかもしれません。観戦のポイントをまとめてみました。
IASライダーを追いかける
赤と黄色のゼッケンがトライアル日本最高峰のスーパークラスの選手たちです。サーカスさながらの重力を感じさせない走りに注目です。
会場によりますが、IASクラスのライダーのトライには実況が行われることもあるので、解説も楽しめます。
EV(電動バイク)に注目
今年はIASゼッケン2番の黒山健一選手が、YAMAHAから電動トライアルバイクで全日本選手権へ参戦します。電動バイクが全日本選手権に参戦するのは、初めてのこと。
ヒュンヒュンと走る電動バイクの走破力も見物です。
マインダー(アシスタント)とのコンビネーション!
トライアルは各選手1名、マインダーと呼ばれるアシスタントを登録することができます。セクションの持ち時間やラインの指示、危険個所でのサポート等をしています。
選手の走りだけでなくマインダーの動きも要チェックです!
同じセクションで各クラス・ライダーの走行ラインを比較
トライアルでは各クラスともセクションは共通ですが、色付きのマーカーにより走行範囲を規制されています。
ゼッケンの色と走るラインを比べたり、同じクラスでも走るラインが様々なので、1つのセクションをじっくり見てみても発見があるかもしれません。
ツーリングバイクとどこが違う?パドック見学
バイク好きなら選手のバイクも間近で見てみたいですよね?スタート前やゴール後等、チームによりますが展示してくれています。
リアルタイムで楽しもう!リザルト速報
スマホで各クラスの速報を見ることができます。(MFJ公式Twitter)
大会当日に上位選手を確認し、注目してみるのもいいでしょう。
女性だってかっこいい!レディースクラス
ピンクに赤文字のゼッケンは、2016年から始まったレディースクラスです。年々女性ライダーたちの技術も上がっていて、女性だからと侮るなかれ。果敢にトライする様子はとてもカッコいいですよ。
まさに神業!SSセクション
日本最高峰クラスのIASライダー達。SSセクションは、通常セクション終了後にIASライダー中でも上位10名のみがトライできるセクションです。
テープが無ければセクションと想像もできないような絶壁や障害物へ臨む姿は圧巻!
SS1とSS2、それぞれ1発勝負のドキドキ、SSセクションの結果を含めて当日の順位が決まります。
トライアル観戦時の注意事項
トライアルの朝は早い。スタートは7時半前後から
「よーいどん!」でゴールタイムを競わない、ということは1~2人ずつ1分毎のスタートの持ち時間制です。IBクラスのライダーは例年7時半頃から始まります。IASライダーのスタートは9時頃からです。(会場による)
撮影・拡散はOK、フラッシュは禁止
迫力満点のトライアル!写真・動画の撮影、拡散はもちろんOKです。ですが選手の安全に配慮しカメラのフラッシュはOFFにしましょう。
ツーリング先に悩んだら、トライアル観戦へ行ってみよう!
全日本選手権は各地方で年1回ずつ!日頃バイクに乗るライダーだからこそより一層トップライダーのテクニックには度肝を抜かれること間違いなし!
ツーリングの目的地に悩んだら、「トライアル観戦」、選択肢の1つとして検討していただけると幸いです。
トライアルについてもっと知りたい方は
MFJ(日本モーターサイクル協会)公式サイト
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